2010/11/22
T.I.が刑務所からまた手紙を書いた。それによるとラッパーは「刑務所に行くのにはとことんウンザリしている」という。手紙は以下の通り。
こんな経験はほんとに今まで感じたことのない苦痛そのもので、オレみたいに何度も閉じこめられている黒人にはそれだけ言えばもう十分だ。こいつはほんとにケツをどつかれるみたいだと思うよ。また外に戻っていって遊ぶ気にはならない感じ。ベッドに入って学校に行く時間になるまで部屋から出てこないって感じさ。
こいつが自分の人生を前に押し進めていく上でどんな影響を与えることになるのかわからないけど、この刑務所、ブタ箱、ムショ、拘置所、なんだろうと好きに呼んでもらっていいけど、そいつに行くのにもうとことんウンザリしてるのは確かなんだ。一度に5~10年食らい込む方がこの15年の間に何度も何度もちょこちょこ連れ戻されるよりずっとマシだ。長い道のりだったけど、オレはいまだになんとかちゃんと立っている。続けていくモチベーションがファンや、パートナーのPHILANTや、仲間や、祖母や、オレがひどい目に遭わせたヘイターたちのためなんだと思っていたときもあった。
だけど、今は自分のためにこいつをやんなきゃならない!!! これだけの思いをしてなんとか地獄をくぐり抜けて、こんなふうにダメになっちまったとしたら、オレは呪われちまうだろう。そんなのクソ食らえだ。もし暗闇の1時間が陽光の中の1秒にふさわしいなら、サングラスを貸してくれ。
だってオレはこの真っ暗な時間をできる限りさっさと精算するつもりでいるんだから!!! 多くの人々の家には父親やそういう人格の人間がいて、子供を立派に育てるものだ。言い訳するつもりはないけど、オレの親父はニューヨークで暮らすハスラーだった。オレの叔父は地元のドラッグ絡みで10年間食らった。オレの母親と祖父母は努力したけど、結局オレは男らしさの罠にはまってムショ入りすることになった。だけど、もうわかった。だから、オレの家族がこんな目に遭うことはないだろう。
君がそれをリスペクトできないっていうなら、勝手にしやがれ。マザーファッカーはいくらでもいるからな……。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像